リトアニアのsiulas という会社を訪ねて、フラックスがリネン生地に織り上がるまでどんな工程があるのかお邪魔してきました。
乾燥させたフラックスを機械にかけ易くるために人の手で束にしていきます。結構重くて、小さなホコリがあってたいへんな作業です。
人の手で束になったフラックスはまだ小さな繊維や要らないものがついています。それら不要物を梳いて取り除きます。
そして糸に出来る部分との分けています。
機械の下には糸に出来ない様な短い繊維が出てきて、別の用途に使用されます。
モジャモジャの繊維。
天然のフラックスの色は天候などにより毎年違うそうですが、とってもキレイな麻のわた毛です。
分けられた長い繊維はさらに梳いていきます。
やっとリネンの糸に近くなってきました。
糸に近づいた長い繊維は湯につけて撚り糸になります。
やっと糸になったものを乾燥室で乾燥させます。
織機にセット出来るようにカセとかコーンと呼ばれる大きな糸巻きのように巻いていきます。
整経と呼ばれる作業です。
生地のタテ糸になる部分。
この作業がとても大変です。
巻かれたタテ糸はこんな感じです。
やっと織機にセットして生地へと織られていきます。
織機の音はとても大きく、織機の傍では話するのもたいへん。大きな声しか聞こえません。
一台一台を見張っていないと不具合を見落としてしまいます。
織り上がった生地をチェック。
問題でもあったのでしょうか?
糸には織機にかけ易くするために糊がついているので、整理とよばれる作業で洗い流します。
整理後にはまた検反
目が疲れる大変な作業です。
そしてやっと出荷。
ここから日本はもちろん世界に向けて配送されます。
この大きなカマで糸を染めます。
とにかく大きいカマは迫力があります。
工場の外観。
古いレンガ造りが歴史を感じます。
80人くらいの人が働いているそうです。
こちらはオフィス。
古くは貴族の宮殿だったそうですが、会社の玄関にライオンってすごいですね。観光客の人たちもちらほら。
宮殿のなごりが中にもあります。
冬はとっても寒いのだそう。各部屋は現代風のかっこいいオフィスになっていました。